えんたねす

CD売上で考えさせる話がありました。

CD売り上げの年間ランキングが酷い事になっていて、嵐とAKBしかないってニュースは最近流れていましたが、それについてもうちょっと突っ込んで考えてみましたよってエントリーです。

CDと着うたとカラオケの年間トップ１０で#AKB48が出ているのはCDだけの件


CD売上でトップ10に2組しかいない、その2組ともが
「着うた年間ランキング」と「カラオケ年間ランキング」に
全然出てこないってはなし。


こ、これはひどい。
完全に音楽系の全体に対する人気の規準ではなくなっています。

ちなみに10年前の2000年のCD売上ランキングを見ると
1      TSUNAMI　　　　　　サザンオールスターズ　288.7万枚
2     桜坂　　　　　　　　　　福山雅治　　　　226.0万枚
3     Wait&See～リスク～　　　宇多田ヒカル　　　166.2万枚
4     Love, Day After Tomorrow　倉木麻衣　　　　138.5万枚
5     SEASONS　　　　　　　　　浜崎あゆみ　　　136.3万枚
6     らいおんハート　　　　　　SMAP　　　　　　128.5万枚
7     恋のダンスサイト　　　　モーニング娘。　　123.0万枚
8     今夜月の見える丘に　　　　　B'z　　　　　　112.9万枚
9     ちょこっとLOVE　　　　　　プッチモニ　　　　112.4万枚
10     NEO UNIVERSE／finale　　L'Arc～en～Ciel　　　110.4万枚


みごとに全てが100万枚越えです。
しかも全て知ってます。
今年2010年のランキングなんて1位でも100万枚いってないのに。

今年のランキングはこれですもん
1位　Beginner / AKB48（954,283）
2位　ヘビーローテーション / AKB48（713,275）
3位　Troublemaker / 嵐（698,542）
4位　Monster / 嵐（696,022）
5位　ポニーテールとシュシュ / AKB48（659,959）
6位　果てない空 / 嵐（656,343）
7位　Lφve Rainbow / 嵐（620,057）
8位　チャンスの順番 / AKB48（596,769）
9位　Dear Snow / 嵐（591,207）
10位 To be free / 嵐（516,142）
（カッコ内は売り上げ枚数、調査期間は2009年12月28日～2010年12月20日付）


もうCDは音楽を聴きたくて買ってるんじゃなくて、
おまけ・特典目当てに、特定少数のファンが大量に買うものになってんですね。
広くいろんな人にヒットしたってものじゃなくなったと。

あとCDそのものが売れなくなってきてるんですね。
その上で音楽を買いたい人はCD以外に行ってると（もちろんCD買ってる人もいるけど）。

んで全体の数字が低くなってる所で、おまけで釣って売ってるCDが
まるで「その音楽が売れてる」かのようにマスコミで取り上げられる状態になっていると。