えんたねす

デーモン小暮閣下と言えば相撲通で有名です。
そのデーモン閣下がやってくれました。

NHKの相撲中継に出演したデーモン閣下が初場所2日目の相撲中継中に、琴光喜について「夏（場所）とか、秋とかに復権させたらどうか」と現役復帰への意見を語ったらしい。

もちろん琴光喜は野球賭博への関与で相撲協会から解雇された身。
昨年の9月に東京地裁に力士としての地位保全などを求めた仮処分申請を行ったけど却下されてます。

そして昨日1月10日に解雇不当として協会員の地位保全を求め今月中にも東京地裁に提訴することが報道されました。

またデーモン閣下は「琴光喜だけが責任をかぶるというのはどうなの、相撲協会全体の問題ではないかという意見もある」などと処分に疑問を投げ掛けたそうです。

うん、よく言った。
正直言って琴光喜の解雇についてはちょっと行き過ぎだと思ってました。

麻薬や大麻のような薬物犯罪は申し開きできるものじゃないですけど、野球賭博についてはちょっと事情が違います。
野球賭博はたしかに暴力団の資金源になっていて、よくない事だと言う意見には同意です。
よくないと言うのには同意ですが、相撲取り・力士と言うのはたいがいは中学・高校を出ていきなり相撲の世界に入って、社会経験がありません。
まわりの親方や床山、タニマチのオヤジさんたちがやってれば、それになびくのは当然で本人のせいとは言い切れません。

また何が悪かったかと言えば賭博・ギャんプルが悪いという事になりますが、じゃあパチンコや競馬をやってたら解雇になったのかというとならないです。
でもパチンコも競馬もギャんプルです。
ただ税金を払っているか、裏でノミ屋がやっていたかの違いです。

結局ギャんプルで遊んだこと自体が解雇に当たるかと言えば難しい問題になります。
たまたまその相手が野球賭博をやってるノミ屋だからまずかった、そしてそれは床山に誘われたものだったって事なら、デーモン閣下の言うように相撲協会全体の問題です。
他の多数の力士が謹慎休場になったことを考えれば琴光喜の解雇はちょっと重すぎると思ってました。
さてこれからどうなるでしょうか。